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国情不安、民族の対立、国による民族の浄化、貧困などにより成立する武装集団、または国軍などから逃れてきた人たちが多い。
11年1月から北アフリカで起こった民主化のデモの波は、中東アジアのほうに広がり、日本での難民申請者が多い中部アフリカには波及していない。政府から弾圧を受け続けているリビアの人々やリビアにいた外国人の多くはまだ日本まで庇護を求めてきていない。
コンゴやウガンダでは、ダイヤモンドや貴重な金属資源が豊富にあることから、アメリカや英国などの先進国がウガンダやコンゴ民主共和国の軍政を支持し、90年ごろから紛争が続き、重大な人権侵害が行なわれている。
ナイジェリアでは大統領自身を含め、ほとんどが軍出身者で国を支配している。
これらの国々の難民申請者はほとんどが仮放免状態である。
日本のマスコミは、北アフリカの情勢や、貧困や大量難民などの目に見える情報しか流していない。
アフリカ諸国では、自分の信条と相反する行為を目撃したり、耐えきれずに逃れた人たちで、自分の立場を表明できない人が多いようだ。日本で難民認定されている人は少ない。 |