母国の民主化を訴えるビルマ(ミャンマー)難民に自由を!
ヒューマン・ライツ・ウォッチとともに考える収容大国●日本の課題
6月20日は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が定めた「世界難民の日」です。
日本でも多くの人々がビルマ(ミャンマー)軍事政権からの迫害を逃れて難民申請しています。しかしほとんどの人々の主張は認められず、現在も100名近いビルマ人が窓もない入国管理局の施設に閉じ込められ帰国への同意を迫られています。
ビルマは1962年以来軍政下にあり、憲法も議会もなく、銃口による支配が続いています。軍政はゲリラ対策や開発政策のためと称して、大規模な強制移住や強制徴用、物資の略奪、拷問、略式処刑、性暴力などの大規模な人権侵害を行っており、アウンサンスーチー氏ら反体制活動家約1200人を投獄しています。国際社会はビルマの深刻な人権状況を大いに懸念しています。
しかし日本の難民認定機関である入国管理局は、ほとんどの難民申請者の主張を庇護に値しないほど誇大で根拠に欠けていると退けています。本当にリスクを正しく把握した上での判断なのでしょうか。
迫害を特別な人々が経験する例外的な経験のようにみなす入国管理局と、ビルマの人権状況の間には大きな齟齬があります。しかし、このような認定実務、入管行政に信認を与えているのは私たちです。ビルマ軍政の実態、日本の難民認定の実態への社会的無関心が、わずか一握りの認定者と大多数の収容という現実を生んでいます。
一方で日本政府は、人権担当大使を置き、国連などで「人権重視国・日本」をアピールしようとしています。
私たちはビルマの人々とともに生きるために、ビルマの未来のために何をすべきなのか、名実ともに「人権重視国・日本」となるために日本は何をすべきなのでしょうか。
こうした課題をともに考えるため、世界難民の日を記念し、シンポジウムを企画しました。スピーカーには、米国の権威ある人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチのビルマ担当ディビッド・マティソン氏をお招きします。この企画をできるだけ多くの人々と共同して取り組み、ビルマ難民受入れを求める世論形成を図りたいと思っております。
真意をご理解いただきご賛同いただきますようお願い申し上げます。
この企画に賛同してくださる団体・個人を募集しています。
賛同金:一口 個人500円、団体1,000円 何口でも。
所定用紙(下記pdf)にご記入ください。
口座番号 00970-7-298753
賛同の送り先(口座名):ビルマ人に自由を!難民の日シンポ準備会
FAX:072-684-0231(RAFIQ・田中)
賛同のお願い(pdf)
賛同用紙・ブース出展用紙(pdf)
スタッフ参加申込書(pdf)
関西集会 |
日時:2007年7月1日(日)午後12:30~
(写真展11:00~)
場所:大阪市立住まい情報センター 3Fホール
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講演:
- デイビッド・マティソンさん(ヒューマン・ライツ・ウォッチ アジア局ビルマ担当)
「ビルマ人の人権侵害の真実 ―ビルマ民主化のために日本が果たす役割」(仮題)
- キンマウンラさん(ビルマ難民)
「偽装難民と呼ばれて ―難民認定までの長く厳しい道のり」
- 馬島浄圭さん(日本ビルマ問題を考える会)
「私が寄り添うビルマ人難民申請者たちの素顔」
参加費:1000円
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関東集会 |
日時:2007年7月8日(日)午後6時30分~
場所:文京シビックホール小ホール
(地下鉄「後楽園」または「春日」徒歩3分、 JR「水道橋」徒歩8分)
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講師:
- 渡邉彰悟さん(在日ビルマ人難民申請弁護団)
- 土井香苗さん(ヒューマンライツ・ナウ、ヒューマン・ライツ・ウォッチ)
- ビルマ難民
参加費:800円
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