東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容されているクルド難民の人たちから、「牛久入管収容所問題を考える会」の田中さんを通じて、メッセージをいただきましたので、掲載させていただきます。
● 聞き取りメッセージ
- 新しく仮放免の申請を出してから4ヶ月以上になるのにまだ結果が出ていない!。いつも、この中でイライラしている。これも一つのイジメかもしれない。部屋の中でボケ-としている。(40代男性)
- 成田に着いた途端(05/8)捕まった。私は何も悪いことはしていない。私はここで死ぬかもしれないけど私と同じ若い人は外にいる。私も自由が欲しい。(未成年)
- 品川で収容されてから1年以上終わった。18才と19才の誕生日を収容所で過ごす。誕生日のプレゼントは仮放免だけでいい!(未成年)
- クルド人はどこでも生きていくのが難しい。僕は国の学校で学生からも先生からもイジメがあり、クルド人だから差別され大学にも行けそうもない、だから日本に来た(未成年)
- 私がここの中にいて子供も奥さんも寂しい。いつもいつも、子供と奥さんのことを入管で考えている。奥さんと子供の面倒を見ていた人が仮放免の更新に行って品川に収容された。私はどうして良いかわからない。(30代男性)
- 毎日熱が37・5~37・8度続いている。多分肝臓に傷があるかも?体中だるい。看護婦が「問題ある」と言った。成田から来て、仮放免は2回却下、日本にまだ入っていない。睾丸が腫れて水をぬいている。
(20代男性)
● お手紙
(4人からいただき、2人分を紹介します。クルド人に読んでいただいたものを文章化)
- Mu・Tさんからのメッセ-ジ
世界の難民の日。オメデトウございます。今、茨城の入管では難民の人は、お金と保証人があれば外に出られます。クルド人でない他の国の人はそういうことを考えることが出来ます。でも、私は今、待っているだけです。私だけではなく皆犯罪を犯していません。でも犯罪者が入れられる刑務所みたいな所に、ただ待っています。世界中のみんながクルド人のことを知っています。でも日本人は誰もクルド人達の問題を知らないように見えます。
入管が無理矢理「強制退去させる」というストレスのため自分から「帰国のサイン」をするように仕向けます。絶対に国には帰りません。最後に、皆さんによろしく!
- Mu ・Cさんからのメッセ-ジ
日本政府はトルコにおいてクルド人に対して行われている攻撃、人権問題を見て欲しい!今、私達クルド人は日本でも何も関係ないのに同じように攻撃されているのはショックです。私は2006.7.7成田空港から入国しました。それから今まで刑務所のような所に収容されています。私の犯罪は成田空港に着いてから難民申請したことです。私は言いたいことが一つあります。日本の全ての難民のことをやっている団体が一つになって入管がやっていることを世界中に知らせてください。日本のUNHCRも人権団体も入管のやっている汚いことを隠さないで明らかにしてください。ここはキャンプではない!事を世界中に明らかにしてください。
世界中で難民達は心を一つにしましょう。わたしは一人の難民として心から世界中の難民達に向かって、難民のための日「オメデトウ!」
日本の難民のキャンプは犯罪者がいる所、殺人や泥棒などの事件を起こしている人、汚いことをしている人間もいます。世界中の難民のキャンプにはこういう人たちと一緒ではありません。どこの国でもこんな事はしていません。世界中でクルド人のことは知られています。日本のUNHCRは日本の人権問題を世界中に知らせてください。私は恥ずかしい事だと思います。
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