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西日本入管一斉面会報告

8/30西日本入管一斉面会報告

阪急茨木市駅前にて
署名活動
記者会見にて
先日仮放免された
ビルマ難民のお話
photo by T.K

TRY(外国人労働者・難民と共に歩む会)の学生グループを中心に、それぞれ40名ほどが参加しました。
2日にはそれまで収容者から聞き取っていた処遇の改善を要求し、30日までに成果をまた収容者から聞き取りました。

● 2日の一斉面会の成果

8月2日の報告と処遇等の改善の申し入れはこちら
  • 米のご飯が受け付けられない収容者の食事(医師が「変更なし」の判断をしたため)一向にパン食にならなかった → 2日の昼食からパン食に。
  • 猛暑なのに、夜12時にスイッチが切られるエアコン → 朝早い時間からエアコンが入るようになった。
  • 切れにくく怪我をしてしまう電気カミソリ → 職員に掃除を頼めるようになった(お湯に浸すだけだが)。
● 30日の一斉面会

申し入れと一斉面会

午後から、阪急茨木市駅前で情宣活動後、入管に移動し、一斉面会と申し入れを並行して行いました。
申し入れ時には「検討します」という返事で、いつものような反論がありませんでした。入管問題に関心を持ち、入管の人権侵害の現状に少しでも変えていかなければという思いは、支援者という立場の人だけでなく、一般市民の思いであることを伝えることができました。

記者会見など

一斉面会後、場所を移動し、記者会見を行いました。
記者会見には、4社の報道関係が取材に訪れました。
2日、30日の一斉面会と申し入れ、直前に大村収容所から仮放免となったビルマ・ロヒンギャ難民の報告を行いました。

参加者からは「面会の意味が思った以上に大きいと気づいた」「入管の現実を知り、社会の構成員として自分がどうしたらいいのかを考えたい」「多くの人にこの問題を伝えたい」など、積極的な意見が出ました。

● ビルマ難民仮放免と記者会見

8月24日と27日の2回に別けて九州の大村入国管理センターに収容されていたビルマの少数民族ロヒンギャー族の難民申請者が仮放免されました。
彼らは空港で入国し「難民申請」しましたが、収容された方たちです。
それぞれ関空で4名、福岡空港で5名の合計9名が1年以上収容されていました。

この間、RAFIQほか7月1日の「世界難民の日シンポジウム」の実行委員会に参加したメンバーと共に仮放免に向けて支援してきました。
8月30日に大阪に来ましたので、記者会見を行いました。
朝日・毎日新聞で記事にもなりました。

【記者会見での主な発言】
  • 関空で難民申請をした。しかし、ロヒンギャ語での通訳はなく「難民」ではなく「仕事をしにきた」という記録になっていた。
  • 多額の保釈金が必要だった。拉致された人をお金と交換するのはビルマ軍人と同じである。
  • 難民条約加盟国でこんなに長く収容するのは日本だけ(警察とか)。自分の家族の安否が不明。調べたい。
  • ビルマの 軍人に拷問を受けた。バングラデシュ→タイ→マレーシア・インドネシアで4年暮らしていたが、警察によって国外に出される。日本に来たときに、「難民申請」ができるということを知らされなかった。
<なぜ他国(アメリカなど)ではなく日本を選んだのか?の質問に>
  • 子供のころから日本人はやさしいと親や年配の人たちに聞かされていた。戦時中、ロヒンギャと日本人は仲がよかった。
<今後日本でどうして行きたいか?の質問に>
  • とにかく難民認定してほしい。仮放免では何もできない。
    ビルマの民主化運動をがんばってできるように認定してほしい。
  • (ビルマ国内では民主化運動や少数民族の弾圧があるので)ビルマからの難民は今後も増えるだろう。
    現在、民主化運動が広がっているので1988年のような事態が再来する可能性もある。日本とビルマは同じアジア、家族。家族の問題は解決しないといけない。
8/2西日本入管一斉面会報告

阪急茨木市駅前にて情宣活動 阪急茨木市駅前にて。
入管問題を一般の人に訴えた。
photo by T.K

● 全体報告

全体を通して約45名の参加がありました。

正午から、阪急茨木市駅にて街頭情宣。入管問題を一般の方々にビラ、横断幕、呼びかけにより行いました。

その後、入管に移動して、昼食・打ち合わせ。入管の食堂が支援者で埋まり、これまでの一斉面会の流れ、位置づけなどを確認しました。

その後、一斉面会・入管への申し入れ。
入管の態度から、かなり支援者の動きを嫌がっているのが目に見えて分かりました。

終了後、会場に移動して集約会議を行いました。申し入れに対する入管の対応を報告した後、参加者の感想・意見をそれぞれ発言してもらいましたが、全体として「入管のやっていることはおかしい。今後も問題に取り組んでいきたい」という姿勢が見られました。

今回は、特に学生が多く集まっており、それぞれが真剣に問題にとりくんでいました。

また、難民の日を通して、年齢層からみても幅広く一般の人に問題を呼びかけることができたと思います。(TRY・O)

  情宣活動配布チラシ (pdfファイル)

  「外国人収容所」を知っていますか?(pdfファイル)

● 申し入れ書

西日本入管への申し入れは次の通り。
主に処遇改善。



申し入れ書

西日本入国管理局センター  所長殿
2007年8月2日
下記につき申し入れます。

(1)食事について
①ムスリムの被収容者から「魚ばかりである。肉料理を増やして欲しい」との強い要求がある。要求の背景には、副食が豚肉のとき、ムスリムの副食は決まって魚であるということがある。
副食が豚肉のときは、ムスリムには鶏肉や牛肉など豚肉以外の肉料理を支給するようにしてもらいたい。

②昼食、夕食の主食を米飯からパンに変更してもらいたいとの要求を貴センター入管医は拒否し、パンへの変更を認めなかった事件があったと聞いている。
 貴センターには文化が違う外国人が収容されており、米飯がどうしても食べられない被収容者もいる。被収容者からパンへの変更申請があれば、速やかにパンを支給するようにしてもらいたい。

(2)クーラー、シャワー、カミソリについて
①夜の12時でクーラーが切られる。この蒸し暑い真夏に鮨詰め状態で収容され、夜クーラーが切られると眠られないとの苦情がある。就眠時間帯もクーラーをつけるようにしてもらいたい。

②土日解放処遇が実施されるまでの間、土日のうち1日だけでもシャワーを浴びれるようにしてもらいたい。

③電動カミソリの刃が切れない。新しい刃に取り替えてもらいたい。

 以上について速やかに改善してもらいたい

RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク)
西日本入国管理センターを考える会
日中友好雄鷹会大阪府本部
TRY(外国人労働者・難民と共に歩む会)

主催 2007年世界難民の日実行委員会
問い合わせ先:FAX:072-684-0231(RAFIQ・田中) mailto:  rafiqtomodati@yahoo.co.jp
後援 (社)アムネスティー・インターナショナル日本
協力 日本UNHCR協会