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中継録画動画 当日配布資料より かんたん報告 当日アンケートより
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講師・報告者資料
△ページトップ かんたん報告 鬱陶しい梅雨空の一日でしたが、180名ほどの参加がありました。 参加された皆さま、スタッフとしてお手伝いくださった皆さま、ありがとうございました。 かんたんに内容を報告します。 司会は立命館大学の「PASTEL」の若い2人が行い、進行してくれました。 ◆ 第1部「日本で何ができる?世界が揺れる難民問題」 カナダとフィンランドの受け入れ 第1部のテーマは「日本で何ができる? 世界が揺れる難民問題」と題して、安藤由香里氏のカナダの事例、亀谷優子氏のフィンランドの事例から日本でどういうことができるのかを考える切っ掛けになるお話をいただきました。 ・ 安藤由香里氏「日本で何ができる?世界が揺れる難民問題」 難民の日実行委員会・田中から世界、日本を取り巻く難民の状況をお話したあと、大阪大学特任講師の安藤由香里氏がお話されました。 2015年くらいからの欧州への移民・難民の移動や受け入れに関して、世界がどう動いているか、UNHCR含む国連の機関はどう考えているか、日本の受け入れに関してもお話がありました。 安藤さんはこの春にカナダでの受け入れの団体を視察され、カナダでの受け入れのシステム、視察の報告をされました。 政府の受け入れとは別に、民間での受け入れが盛んで、政府が民間受け入れる団体を認証するシステムがあることや、受け入れることによって起こる問題も解決しながら支援していくのは素晴らしいと思いました。 カナダでの受け入れ経験を共有してほしいと「グローバル難民スポンサーシップイニシアティブ」も昨年末から立ち上がっていることも知りました。 安藤由香里氏 講演要約 ・ 亀谷優子氏「フィンランドにおける難民支援」 フィンランドで10年ほど地域の中で移民の支援をしてこられた亀谷優子さんにフィンランドの受け入れ支援のお話を聞きました。 基本的に税金は高いが、医療や教育などのサービスは無料で受けられ、また人権意識も高く、女性の社会進出に積極的なフィンランドですが、日本と同じように住民がやらない仕事を移民が引き受けているという現実があるようです。 政府の難民の受け入れの状態なども、日本と似たようなところがあるようですが、きちんと受け入れ体制を整えていることなどが違うと思いました。 亀谷さんが行なってきた「ピアサポート」のシステムもお聞きし、共通する項目でグループ分けをして、生活などの困り事などどれだけ当事者に寄り添っていくかが大事であるのと、当事者にフィンランドの歴史や生活習慣なども知ってもらうことも仕事だとおっしゃったのが印象に残りました。 お二人の講演が終わり、質疑応答で難民を受け入れるために、小さなときから国籍や人種を問わずに接し、自分と同じ人間と分かることが大事であり、このことは学校で教えることで、クラスに多様な人たちがいることが重要だと答えられました。 亀谷優子氏 講演要約 ◆ 第2部 Refugees Welcome 支援の事例 昼食休憩のあと、第2部は「Refugees Welcome」と題して、日本に難民申請をしてきたアフガニスタン難民の方と、実際に受け入れ支援を行っている3団体からお話をしていただきました。 ・ アフガニスタン難民の事例 ここでは、アフガニスタン難民が申請し、裁判に進むまで何が一番大変だったかを報告します。 一つは言葉がわからなかったこと。一つは日本政府の支援がなく、働くことも許されなかったこと。とても矛盾していたが、多くの方の支援を得て、なんとか乗り切れたそうです。 ・ 難民支援協会 日本でのシリア難民民間受け入れ 難民支援協会の折居徳正氏が、この4月から本格的に始まったシリア難民民間受け入れで、前段階でどれだけの準備をしたかについてお話をされました。 選定を行う現地で、日本が難民の受け入れについて消極的であるなどネガティブな部分もきちんと理解してもらったことなどに「(お互いの)理解を深める」ことが前提であるということはとても重要だと思いました。 ・ RAFIQ 「なんみんハウスでの難民支援」 RAFIQの共同代表である田中恵子から「なんみんハウス」について説明がありました。 また、RAFIQの難民支援の方向性についてもお話しました。 ・ WELgee 「関東での難民ホームステイ」 WELgeeの代表である渡部清花氏が、日本での難民問題を知り、孤立しがちな難民をホームステイにより、日本の生活を味わい、お互いに生活習慣や文化、歴史などにも理解し合い、その後の支援につなげていく「難民ホームステイ」の説明と方向性をお話されました。WELgeeは難民もスタッフになっており、また全体に若い人たちが主体的に運営していることに、驚きました。 ◆ その他 会場内では、難民支援などに関わる団体がブースや写真・パネル展を展開しました。 また、実行委員会では参加者の皆様から、自分たちがどのような難民支援を行いたいか、を付箋紙に書いて、貼り付けてもらう「メッセージボード」を展開しました。 団体のいくつかはアピールも行いました。 ◆ まとめ 最後に実行委員会の田中から、難民認定法を「濫用・誤用」されているとして、難民申請者を早期に不認定にしていくことや、再申請者に対して就労許可を与えない、在留期間が切れたら、更新せず収容などの措置をとり、悪い方向に運用され始めているとして注意喚起をしました。 そして、難民保護を主体とした新しい法制度を訴えました。 △ページトップ 当日アンケートより 感想等(抜粋) 当日アンケートにはたくさんの方からいただきました。ありがとうございました。抜粋ですが、掲載します。 【第1部で良かったもの】
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2017年世界難民の日関西集会実行委員会 【後援】UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所、公益団体法人アムネスティ・インターナショナル日本 全国難民弁護団連絡会議、特定非営利活動法人なんみんフォーラム(FRJ)、認定NPO法人難民支援協会(JAR) 【協力】難民ナウ! 【事務局・問合せ】RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク) 〒532-0002 大阪市淀川区東三国4-9-13 「OSAKAなんみんハウス」 TEL・FAX:06-6335-4440 Mail:rafiqtomodati@yahoo.co.jp すべてのコンテンツの著作権は当実行委員会とその関係団体に帰属します |