今日はお暑い中おこしいただきありがとうございます。
2000年の国連総会で6月20日が「世界難民の日」と決定されました。
私たちはこの難民の日にちなんで毎年「日本の難民問題の解決」つながる集会を開催しています。
日本が1981年に難民条約に加盟してから32年経ちます。
難民申請者は年々増加し昨年は始めて2000人を超し2545人が難民申請しました。審査数は2198人でしたが認定された方は法務省発表で18人でした。
このうち13人は意思申し立てをした方でした。
ここまでは法務省が発表していましたが、先日RAFIQが国会議員を通じて質問主意書で内容を問い合わせたところ、残りの5人の内3人は裁判で勝訴した方でした。さらに残りの2人の内1人は再申請した方でした。つまり日本政府が難民と初めの審査で認定したのは1人だけだったのです。
宝くじより低い確率になります。
日本は難民支援を行わない国になるのでしょうか?
そうではありません。日本は国連の難民支援機関であるUNHCRにアメリカについて2位の多額に支援金をだしています。
一昨年の衆参両院議院では「難民決議」が全会一致で決議され「世界の難民問題の恒久的な解決と難民保護の質的向上に向けて、アジアそして世界で主導的な役割担う」ことがうたわれています。心ある国会議員も多く存在していると思っています。
お隣の韓国ではこの7月から新しい「難民法」が施行されています。
今日の集会で日本の難民の現状と「私たちは何ができるのか?」を考え「難民にもやさしい国」を作っていきましょう。
以上始めの挨拶にといたします。
2013年7月14日 世界難民の日関西集会実行委員会 田中恵子
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