※ このページの関連カテゴリです。カテゴリアイコンをクリックすると、そのインデックスページにジャンプします。

● 難民急増に支援の輪  (2014/11/15 朝日新聞)


 ◆ 大学生ら入管訪問・祭り招待…

 日本で難民申請をする外国人が急増し、今年も過去最多を更新しそうだ。だが昨年は3260人の申請に対し、認定されたのはわずか6人。「難民に冷たい日本」のイメージを少しでも変えたいと、大学生らの支援の輪が広がっている。

 法務省によると、難民認定中計は1202人だった2010年以降毎年増えており、13年は過去最高だった。内訳はトルコの658人が最も多く、ネパール、ミャンマーなどが続く。

 「日本政府は難民の証拠を出せというけれど、ここにいてどうやって集めたらいいのか……」。西日本入国管理センター(大阪府茨木市)に収容中のペルー人の男性が今夏、面会に初めて訪れた甲南大2年の芦田千尋さん(20)にガラス越しに訴えた。
 同センターは不法滞在などで退去命令を受けた外国人を送還まで収容しているが、中には難民認定を求める人も少なくない。芦田さんは難民支援団体「RAFIQ」のチラシを偶然目にし、収容者の要望などを聞く面会活動に加わった。
 面会中、男性は両手で時々顔を覆うなど落ち込んだ様子だったが、別れ際には表情がゆるんだという。芦田さんは「難民といえば海外の難民キャンプの話と思っていたが、現実を知り放っておけなくなった」と話す。

 神戸市外国語大と大阪大の学生らでつくる外国人支援団体「TRY」のメンバーも面会活動を続ける。大阪大2年の伊藤智紘さん(19)は「学生は平日も面会に行ける。収容者に『関心を持ってくれている』と思ってもらい、前向きになってほしい」と願う。

 大学生による難民支援の動きは面会活動にとどまらない。12年にできた立命館大学(京都市)の学生団体「PASTEL」は今年8月、大阪に住むベトナムやガーナの難民を地元の祭りに招いた。代表を務める2年の船谷哲平さん(20)は「難民が社会に溶けこむ手伝いをしたい」と話す。

 関西学院大(兵庫県西宮市)3年でミャンマー難民2世のテュアン・シャンカイさん(21)は昨年、NPO法人難民支援協会と協力し、他大学の日本人学生と「Meal for Refugee(難民のための食事)」を設立した。難民たちの祖国の料理を、大学の学生食堂で提供する。関学や明治学院大など7大学でスタートし、今年は明大や北海道教育大学函館校が新たに加わった。

 立教大、法政大、お茶の水女子大、東京外語大などの学生約20人が参加する「J―FUNユース」は、昨春からミャンマー難民2世の子どもを対象に、学習支援教室を開いている。
  (伊東和貴、浅倉拓也)

 ▲ページトップへ
RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク)
事務所:〒532-0002 大阪市淀川区東三国4丁目9-13 なんみんハウス
TEL・FAX:06-6335-4440    Mail:rafiqtomodati@yahoo.co.jp
http://rafiq.jp/
すべてのコンテンツ(一部を除く)の著作権はRAFIQ及びその関係者に帰属します。