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● 生きたい心わかって インド洋大津波から4年
被災スリランカ男性  迫害避け日本へ難民認定を待つ

  (08/12/27毎日新聞)


 04年12月のインド洋大津波の被害に遭い、民族紛争にも巻き込まれたスリランカ人男性(35)が、大阪市内で日本の難民認定を待っている。同国は政府と武装勢力が対立しており、少数民族で迫害を受ける側の男性は「もう国には戻れない」と訴える。「津波の時に日本は支援してくれた。スリランカの現状を理解し、難民を認めてほしい」 男性は、同国で少数派のタミル人。母親や姉一家と海沿いの小さな村に住んでいた。津波の朝、ひざ下まで来ていた水をかき分けながら、おいとめいを両腕に抱えて必死で走った。親類が亡くなり、家も使えなくなった。
 津波後、さまざまな国の人が援助し、自宅も補修できた。「世界の人の優しさを感じた」と振り返る。
 だが、運転手をしていた男性は、警察から「武装勢力を運んだのではないか」と嫌疑をかけられた。何度も逮捕され、棒で打たれたという。「このままでは未来がない」と06年10月、兄が難民として暮らすカナダへの渡航を図ったが、途中の中部国際空港で偽造パスポートが発覚、逮捕された。約1年間拘留され、今は仮放免中だ。
 日本でのスリランカ人の難民申請者数は07年で43人に上るが、ほとんど認定されていない。男性も難民申請や異議申し立ては却下され、認定を求める訴訟の準備中だ。「津波からも紛争からも生き延びることができた命。生きたい一心で逃れてきたことを分かってほしい」と訴えた。
   【幸長由子】

【写真】家族の写真を手に、カナダで暮らす兄とインターネット電話で話す男性=大阪市で24日、西村剛撮影

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