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● Support My Friends (Refugees) in Japan (和訳)


 (原文もHPに転載しました。原文はこちら

17/12/1

はじめに、貴重な時間を割いてこの寄付ページをご覧いただき、ありがとうございます。
日本にいる難民と庇護申請者のシェルターの環境をより良いものに整えるため、この寄付ページを開設しました。具体的に言いますと、主に関西で包括的な難民支援活動を行う小さな市民団体、RAFIQ(ペルシャ語で「友達」)のシェルターで使用する冷蔵庫を購入するため、寄付をお願いすることにしました。

私たちは定期的に入管(日本の難民たちは入国管理局と呼ばれるところに拘留されています)を訪問しており、難民の法的手続きの支援や、一時的にシェルターを提供したり、ふーどバンクからの食糧の配布や日本語のレッスンを行ったりするほか、イベントやワークショップを通して市民への意識啓発を進めています。
RAFIQの活動は人びとやメディアから注目を集めはじめていますが、私たちの活動資金は依然としてわずかしかありません。

日本の難民に対する政策や、いま私たちに冷蔵庫が必要な理由と経緯、そして難民が入管や日本社会でどのような状況にあるかを、ここでご説明できればと思います。
長文にはなりますが、日本で難民が直面する困難をより多くの人に理解していただければと願っています。

このページを読み、友人・知人と共有していただき、そして、よろしければ寄付を頂けると幸いです。どんな金額でも、少なすぎることも多すぎることもございません。ご協力お願いします。

<日本の難民政策>

2016年、1万人以上の庇護申請者の中から、難民認定を受けることができたのは、全体の1%にも満たないわずか28人でした。日本は1951年に制定された難民条約を批准しているにもかかわらず、世界で最も難民の受け入れに厳しい国の一つとして知られています。

米国には、庇護申請者が難民として認定されるべきか否かを評価し判断する、専門家から成る第三者機関が設置されています。しかし、日本にはそのような機関はなく、難民認定の最終判断は、法務大臣一人の手に委ねられています。これは、日本の難民認定の基準が主観的であり、他国との政治的関係に左右された保身のための決定を許してしまう体制となっています。

こうした体制の問題点が顕在化した例として、2017年夏、難民認定に関する裁判で控訴の末に勝訴した庇護申請者が、法務大臣から難民認定を却下されるという事件をあげることができます。

世界では日本は平和で人道的な先進国の一つとして捉えられる一方で、在日外国人の状況は、政府による厳しく排外的な政策や根強い人種差別主義的扱いにより、苦しいものとなっています。

<入管での生活>

庇護申請者には、命の危険が及ぶ国への強制送還を禁止する「ノン=ルフールマンの原則」があります。それにもかかわらず、日本政府は、最終的には強制送還を意味する、入管への庇護申請者収容を頻繁に行っています。収容は数ヶ月から数年に及びます。収容者は、弁護士やRAFIQのような団体の支援を受けて、仮放免許可を申請することができます。しかし、仮放免された後も庇護申請者や難民は労働が法的に禁じられており、彼らの居住場所や行動範囲は厳しく制限されています。そもそも、仮放免の認可が下りる確率も極端に低いのです。

大阪入管では、一つの部屋に国籍、言語、宗教や収容理由の異なる6人がまとめて収容されています。そこは、外の世界を見ることすら許されない部屋です。適切な医療を受けることもできず、多くの収容者が、命に危険を及ぼす深刻な心身の状態に追いやられています。いつ入管を出ることができるのかもわからず、収容者の健康状態は日に日に悪化していきます。終わりの見えない苦痛と絶望により、多くの収容者が自殺を試みます(東京入管では2015年の一年だけで14人)。しかし、このような深刻な状況は、一般社会にほとんど知られることはありません。

去年の夏、私もRAFIQの一員として入管を数回訪れ、庇護申請者数名とお話をする機会がありました。ガラス越しに、彼らの経験や家族に関する不安などを聞くことは、とても苦しいものでした。そして、自分にできることがいかに小さいかを感じた時、やるせない気持ちでいっぱいになりました。

<なぜ冷蔵庫なのか>

こうした難民たちは、仮放免された後も大変厳しい状況に陥ります。彼らは一年以上長期にわたって収容されることで、多くの難民は体調不良や精神的苦痛のために疾患に陥るため、人道的配慮によって仮放免されることがあります。しかし仮放免の間、彼らは決して働くことができません。日本の難民支援制度によって少額の支援金が支給されますが、それを申請し受託されるまでの数ヶ月間、彼らは住居も所持金もなく困窮します。

RAFIQではこのような立場にある難民を一時的に数ヶ月間、事務所内のシェルターに入居していただいています。現在RAFIQは2年以上収容されていた二人の収容者について、法務大臣宛てに仮放免許可申請をしています。しかしいま日本では、こうした人道的な配慮であるはずの仮放免許可申請は何度も却下されており、ますます身体的精神的に追いつめられている難民たちから「助けて欲しい、出して欲しい、自由が欲しい」との電話が何度もかかってきます。入管へはこちらから電話をかけることはできず、彼らは祖国を逃れてきた時に持参していた少ない所持金のなかから貴重なお金をつかって、必死で電話をかけてきます。

なかでも大阪入管では毎日日本人用の冷たい仕出し弁当が小さな小窓から提供され、扉に鍵をかけられ窓から外も見えない室内で、同居の数名と一緒にいつも食べなくてはなりません。それ以外で食べたいものがあっても、外からの食べ物の差し入れは禁止されています。

このような状況のゆえに、仮放免された難民は、いつも自分の故郷の食事を作りたがります。本当に普通の家庭料理です。しかしそのためには食材を保存できる冷蔵庫が必要なのです。彼らが普通の人間として扱われていると実感出来る日本での最初の場として、私たちのシェルターは機能しています。しかし日本ではこうした支援団体に対する補助金はなく、私たちはすべてボランティアからの寄付で活動をまかなっていますが、冷蔵庫は家電製品の中でも一番高額なため、なかなか購入できない状況が続いています。また、シェルター入居者以外の難民も、多くは就労不可のため、RAFIQではふーどバンクの制度を利用し、彼らに食糧を配給しています。二週間に一度、彼らのために大量の食糧が届くのですが、今の状態では、それをたった一日でさえも保存することができません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。皆様のサポートに心から感謝申し上げます。

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アップデートその1 2018年1月25日

2年以上収容されていたうちの一人の仮放免が認められました!
彼は1月29日に仮放免され、私たちのシェルターに住み始める予定です。
最初の投稿でも述べた通り、ここ数年ますます厳しくなる一方の日本の難民制度によって、仮放免の許可はほぼ不可能に思えていました。いまだに多くの収容者が入管での厳しく非人間的な状況を耐えています。しかしこの仮放免許可によって、ほとんど希望が見えなかった状況のなかに一条の光を見出すことができ、また同時に私たちの不屈の努力と支援の力が示されたことは非常に大きな意味をもつと考えています。
より現実的に冷蔵庫の必要性が増した今、私たちは寄付を募りつづけます。この仮放免許可獲得の勝利の瞬間を、ともに祝福していただければと存じます。


アップデートその2 2018年3月20日

以前、仮放免が許可された旨を更新させていただきましたが、ようやくシェルターに冷蔵庫を購入することができました!これで、シェルターに住む難民が食糧を保存でき、そしてふーどバンクからの食糧も保管するための場所を確保することができました。
皆様のご支援と、日本の難民問題を理解するための時間を作っていただき、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました!


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RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク)
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