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● 東京アフガン難民訴訟の現状報告(2004/8現在)


東京アフガン難民訴訟の現状報告
2004/8/4
東京アフガン難民弁護団
弁護士 児 玉 晃 一

  1 訴訟の状況

  下表のとおりです。一番右の列は、入国管理局による退去強制令書発付処分や難民不 認定処分がタリバン政権崩壊の前か、後かの区別です。
No.   係属部 進行状況 タリバン
政権崩壊
前後の別
1 東京
高裁
第10
民事部
2004/3 地裁で勝訴判決。国側控訴。
2004/6 高裁第1回期日で結審。
2004/8 高裁判決言渡予定。
2 係属部不明 2004/5 地裁で勝訴判決。国側控訴。
2004/10 控訴審第1回期日予定。
3 東京
地裁
民事2部 本人尋問終了。
4 本人尋問終了。
5 尋問待ち
6 尋問待ち
7 主張整理中
8 民事3部 本人尋問終了。近日中に結審予定。
9 本人尋問終了。近日中に結審予定。
10 尋問待ち
11 尋問待ち
12 尋問待ち
13 請求放棄予定
14 主張整理中
15 主張整理中
16 主張整理中
17 主張整理中
18 民事38部 本人尋問終了。近日中に結審予定。
19 次回本人尋問
20 本人尋問終了。次々回あたり結審予定。
21 尋問待ち
22 尋問待ち
23 主張整理中
24 主張整理中

崩壊前案件 16件
崩壊後案件  8件
※ 提示されたデータには、当事者名が記入されていましたが本人が特定されるため、省略しています。また、その他にも特定されるものについては省いています。次の表も同様です。(RAFIQ)

 崩壊後案件について国側は、処分時にはタリバン政権が崩壊していたのであるから、ハザラ人はその民族または宗教を理由として迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖は認められないという主張をしています。これに対して、弁護団はタリバン政権崩壊後であってもその変化が本質的なものではないから、なお、その恐怖に十分理由があるという主張をしています。
 既に2件地裁段階で判決言渡があり、いずれも勝訴でした。国側が控訴しています。

 民事2部で既に本人尋問が終了している事件もありますが、崩壊前案件については、全員について本人尋問を終了させ、同時に結審・判決というスケジュールを予定しています。早ければ年内結審と見込まれます。
 民事3部は、各人ごとに結審していき、判決の言渡をしていっています。今の進行状況からすると、年内に2件ほど判決言渡となる見込みです。
 民事38部係属事件も、年内結審・判決がありそうです。


  2 収容・送還状況

 右の表のとおりです。
  収容始期 送還時期 収容期間
1 2003/8 2003/8末ころ 約15日間
2 2003/5 2004/5末ころ 約400日間
3 2004/2 2004/5初めころ 約60日間
4 2004/3 2004/6下旬 約120日間
5 2004/3 2004/6 99日間
6 2004/3 2004/7 114日間
7 2004/3 2004/4 21日間

 2002年4月26日までに、東日本入国管理センターに収容されていたアフガン難民は全員仮放免もしくは裁判所の執行停止決定により身体拘束が解かれました。執行停止によって収容を解かれていた7名についても
2002年7月1日に仮放免許可を受けています。
 その後、収容問題に悩まされることはありませんでしたが、2003年の夏を皮切りに、条件違反などを理由として仮放免を延長されなかったり、あるいは退去強制令書が発付されたために収容されるケースが続出しています。
 彼らは、今もアフガニスタンは危険でとても帰れる状況ではない、と言っていますが、収容にも耐えられなかったため、UAEまでのチケットを取って送還に応じました。その後連絡をもらったところによると、アフガニスタンには戻っておらずUAEやパキスタンにとどまっているようです。

以 上

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